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地域活動団体へのインタビュー LIFE is PARK  岩藤さん・高田さん

泉北ニュータウンの大蓮公園で、市民の皆さんが自らの特技や好きなことを活かしたビジネスにチャレンジする場を提供する取組「LIFE is PARK」を行っているseed FOLKSの岩藤さんと高田さん にお話をお聞きしました。

LIFE is PARKのHPは以下をご覧ください。
https://www.lip-ohasu.com/

話し手:
seed FOLKS 
代表 岩藤氏、高田氏

聞き手:
SENBOKUスマートシティコンソーシアム
南海電気鉄道㈱ 泉北事業部 日高
西日本電信電話㈱ 堺市ICT推進室 伯耆
堺市政策企画部 中川

聞き手:
LIFE is PARKの活動を始められた経緯を教えてください。

岩藤氏:
以前から私は泉北に住んでいて、「泉北には公園や緑道といった豊かな自然環境があるのに活かせていないのがもったいないな」という思いを持っていました。

「自分が行きたいと思えるお店が緑道にできてほしい」。そんな風に思っていましたし、車に邪魔されない公園や緑道は泉北の活性化のキーポイントだという思いがありました。

2013年に泉北ニュータウンの魅力を市民自身が創って発信するプロジェクト(泉北をつむぐまちとわたしプロジェクト)が始まったんですが、その時に堺市の担当の方から「是非メンバーになってほしい」と言われまして、「公園や緑道の魅力創りを実現できるのならいいですよ」と話をして、メンバーになりました。

その後、大蓮公園や緑道で「Lotus Café & 緑道ピクニック」という企画を仲間たちと数年間、定期的に開催しながら、ローカルショップや市民のチャレンジショップ、青空ヨガ等のコンテンツで魅力づくりをしていました。

高田氏:
私は2016年に「泉北をつむぐまちとわたしプロジェクト」に入って、泉北の魅力を発信するための写真撮影チームを作って活動していました。

その後、「Sharespaceまちいえ」という空きスペースを活用して市民のスモールビジネス等に活動場所を提供する取組も始めました。その中で、シェアキッチンを使ってお菓子やパン作り等をしたい人も増えてきたので、戸建ての一室を改修したりしながら活動の幅を広げていきました。

(写真左手から岩藤氏・高田氏・日高・伯耆)


聞き手:
そこからどのようにして、大蓮公園でのLife is Parkの取り組みを始めることになったんですか。

岩藤氏:
「Lotus Café & 緑道ピクニック」の取組を大蓮公園でやっていたので、大蓮公園のPark-PFIの運営でも協力してほしいという話がありました。

その中で、自分としては公園全体が盛り上がることをやりたいと思いまして、まちいえで地域に密着した取り組みをされていた高田さんにお声掛けしてLife is Parkをともに立ち上げることになりました。

全国的にもモデルがない取組でしたし、自分たちの頭で考えて泉北の課題も踏まえた活動にしたいという思いから、メンバーに専門家は入れず、二人で話し合いながら一から形を作ってきました。

聞き手:
LIFE is PARKでは、どのようなことを活動のコンセプトにされているんですか。

岩藤氏:
私たちは公園で、イベントではなく「日常」を作りたいと思って活動しているんです。

日々、色んな分野のローカルショップや市民のチャレンジショップが出店していますが、私たちがやっているのは公園を育てること。「公園の商店街」のようなものができれば、という思いをもっています。

聞き手:
「公園の商店街による日常づくり」ですか。それは面白い発想ですね。

岩藤氏:
公園で出店することで、何か新しいことをやりたい人のチャレンジをサポートしながら、市民にとっての「安全・安心・見守り」の役割も担えればと思っています。

今は約90組が出店者として登録してくれていますが、最初に一組ずつ面談して考え方が私たちと合うかを確認していますし、それぞれの事業を成長させ、ゆくゆくはここから羽ばたいて自分のお店を構えるなど、ステップアップしていくことをめざしてほしいと思っています。

地元だからこそできる、公園に合ったビジネスモデルでありたいなと思っています。

聞き手:
岩藤さんも高田さんも、出店者の皆さんや地域のことを本当によく考えて活動をされているんですね。

高田氏:
LIFE is PARKでは私たち二人も自ら焙煎したコーヒーを販売しているんですが、何より出店者の皆さんとの信頼関係を大切にして、日々の会話を楽しみながら一緒に動いています。

私たちの財産はここで出店してくれているメンバーたちですし、出店者同士の交流会等もやりながら、いい関係を育むようにしています。

岩藤氏:
私たちは大蓮公園にあったシステムを作りました。我々の組織名はseed FOLKSですが、種をまくのが我々の役割だと思っています。

将来、花を咲かせるのは別の人でいいですし、今はこの地域に対する自分たちの役割を果たしたいという思いで活動しています。

聞き手:
本日はお忙しい中、色々なお話を聞かせて頂きありがとうございます。
お二人の泉北や公園、緑道に対する深い思いで始まったこの活動からどんどん新たな市民の活動が生まれ、これからもその魅力が泉北中に広がっていくことを期待しています。

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