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🎤リモートワーク拠点のインタビュー🎤 Design Ohasu Days

泉北ニュータウンの大蓮公園内にある、リモートワーク拠点としての機能も持つDesign Ohasu Daysの関係者の皆さんにお話をお聞きしました。

Design Ohasu DaysのHPは右記をご覧ください。 ⇒ https://designohasudays.com/

<関係者の皆さん>

南海不動産㈱営業推進部 課長 早坂 英信さん

大倉 新規事業部 部長 吉田 茂さん

Design Ohasu Days 店長 山本 良平さん

堺市泉北ニューデザイン推進室 参事 石井 邦明さん

<インタビュアー>

堺市市長公室政策企画部 中川 健太

Q:Design Ohasu Daysができた経緯を教えてください。

早坂さん:大蓮公園は堺市の公園ですが、堺市さんが2019年に民間事業者と協働でこの公園を管理運営していくための公募を出されました。私たちは南海グループの一員として、沿線である泉北ニュータウンの活性化に積極的に貢献していきたいという思いでプロポーザルに手をあげました。この施設は、日本を代表する建築家である槇文彦さんが設計されたものですが、もともと須恵器の資料館でした。運営していくにあたり、活用方法を色々検討しまして、カフェや図書館機能等として活用することになりました。以前から難波のテナント等で連携していた大倉さんにお声掛けし、「Design Ohasu Days」ができました。

(南海不動産㈱営業推進部 課長 早坂 英信さん)

Q:堺市としてはどんなことをめざして、民間事業者と連携した公園整備を進めたんですか。

石井さん:大蓮公園は泉ヶ丘駅前地域の活性化ビジョンの中で「パークライフコア」として位置づけられているのですが、市民が積極的に活用して、新たな価値やライフスタイルを生み出す拠点にすべく、以前から「泉北をつむぐまちとわたしプロジェクト」等の市民活動団体とも連携して、活性化に向けた取組を進めてきた場所なんですね。さらに取組を前に進めるためにPARK-PFIという手法を用いて民間公募をして、にぎわいのある公園をめざしていくことにしました。

Q:では次に、この施設をリモートワーク拠点として使えるようにしようと思ったきっかけを教えてください。

吉田さん:開設当初からフリーWi-Fiがあったので、仕事ができる環境としても活用できると思っていたんです。ただ、複雑な施設構造になっているので場所によってはWi-Fiが入らないところもあったんですが、2021年に堺市さんのリモートワーク拠点整備の補助金を活用させてもらって、きちんと整備しました。フリーWi-Fiの他、ポータブル電源等も用意していますので、PC等を持ち込んで手軽に仕事をしていただけます。

(大倉 新規事業部 部長 吉田 茂さん)

Q:実際にどんな方がリモートワークをされていますか。

山本さん:コロナの影響で仕事をリモートでされる方も増えていますが、自宅周辺で仕事ができるところを探している人などがネットで見つけて、自転車などで来てくれていますね。施設の利用は何時間いても無料ですので、気軽に使っていただけます。お腹が空いたら食事もできますので、リピーターの利用者もだんだん増えていますね。

(Design Ohasu Days 店長 山本 良平さん)

Q:こちらは槇先生の設計による名建築で、公園内というロケーションも素敵ですが、施設内の特徴やリモートワーク拠点としての強みを教えてもらえますか。

吉田さん:施設が複雑な構造をしているのを逆手にとって、仕事や読書等を静かな環境でできるエリア、子どもたちが自由に遊べるエリア、キャンプ好きに楽しんで頂けるグッズをたくさん展示したエリア等、用途にあわせたフロアづくりをしていますので、多くの方に楽しんで頂けると思います。また、「おおはす図書部」という市民団体が、利用者に図書の配架スペースをお貸しし、おすすめの本を紹介してもらう「みんなの本棚」という取組もしています。

山本さん:もともとここは資料館でしたが、意図的に槇先生が次の展示が見えないような形に設計されているんですね。その要素を活かして各エリアのコンセプトを分けることで、お客様の「あのスペースは何があるんだろう?」というワクワク感を演出できていると思っています。また、特にお子様連れにも優しい環境づくりを意識しています。ここに置いてあるDODというブランドのキャンプグッズは、ネットでしか買えないものがほとんどです。実際に実物を見たいという人が、国外は韓国、国内であれば、北海道・仙台等からも遠路はるばる足を運んでくれています。

吉田さん:公園内のカフェとかはよくありますが、公園内の施設でリモートワークできるというのは我々の強みですね。仕事が煮詰まったら、公園の緑の中で鳥のさえずりを聞きながら散歩してリフレッシュすることもできます。

Q:今後はリモートワーク拠点として、市民の皆さんにどんな使い方をして頂きたいですか。

山本さん:地域の皆さんに愛される施設にしていきたいですね。使い方の自由さが施設の売りでもありますので、使い方を利用者に自由に決めてもらって、気軽にここでの時間を楽しんでもらえればと思っています。実際、仕事でここを使う人もいますし、学生さんが友達と一緒に試験勉強をしていることもありますよ。

Q:これまでの取組が認められて、先日には大蓮公園全体の取組がグッドデザイン賞の金賞も受賞されましたが、今後、大蓮公園をどんな公園にしていきたいですか。

早坂さん:今日はDesign Ohasu Daysのインタビューですが、大蓮公園ではそのほかにも「LIFE is PARK」「space.SUEMURA」「くらしテラスIZUMIGAOK」「OHASU FUN」といった、泉北の市民や民間事業者とコラボレーションした取組をたくさんやっているんですね。今回のグッドデザイン賞受賞の評価ポイントが「市民との連携」でした。「市民連携」はまさに今後の時代のトレンドだと思いますし、「市民や民間事業者、学生、行政等と連携してさらに全国のモデルとなるようなまちづくりを進めてほしい」という思いで評価されたんだと思っていますので、その期待に応えることができる魅力あふれる公園にしていきたいと思います。

Q:泉北ニュータウンを、多くの世代にとって「住みやすい・働きやすいまち」にしていくために色々な取組をしている大蓮公園ですが、堺市としてこの場所を活かしてこれからどんなことをめざしていきたいですか。

石井さん:まずはこれまでの取組をより良いものにして、大蓮公園を「誰もが親しみやすい、憩いの場所」にしていきたいという思いがあります。それがひいては泉ヶ丘駅周辺の価値向上や近隣エリアの賑わいにも波及し、泉北ニュータウン全体の活性化につながると嬉しいですね。市民や民間事業者などの皆さんとの共創で、持続的な発展に向け取り組んでいきたいと思います。

(堺市泉北ニューデザイン推進室 参事 石井 邦明さん)

◆コメント◆

おおはす図書部:三井さん

Q:どのような取り組みをされているのか教えてください。

カフェ「Design Ohasu Days」さんの中に設けている私設図書館を運営しています。絵本や自然、キャンプ、建築、食など、図書部メンバーで選んだ様々な分野を取り揃えているほか、一人一棚を期間限定でお貸しし、自分の好きな本を紹介する「みんなの本棚」を設けています。また月に1回、メンバーによる絵本の読み聞かせなどを行う「おはなしひろば」を開催し、芝生の上で読書会や焚き火と本を囲む会を不定期で開催しています。

Q:Design Ohasu Daysの中ではカフェ利用の他に、自由に様々な分野の本を読めたり、リモートワークができたりしますが、普段、三井さんはどのような使い方をされていますか?

「みんなの本棚」を開設される方との顔合わせや、視察に来られた方等との打合せでよく利用します。また本の管理面でいうと、館内のwi-fiを使った本の登録など、作業をすることが多いです。

Q:「おおはす図書部」を通して、施設や公園の利用者にどのような魅力を提供していきたいと思っていますか。

自分が普段出会うことのなかった本との出会いや、本を通じた人と人とのつながりをつくることができればいいなと思っています。また、本をきっかけとしてこの施設を訪れた方が、大蓮公園や泉北の魅力も知ってもらえるとなおうれしいです。

Q:大蓮公園は市民や民間事業者、行政等が連携して公園の魅力を創っていますが、その中で三井さんは市民としてどのような役割を果たしたいと思っていますか。

「みんなの本棚」をはじめ、おおはす図書部の活動には誰でもご参加いただけます。また大蓮公園ではおおはす図書部のほかにも、自転車コースを運営している「BIG LOTUS BIKE CLUB」や、公園の落ち葉などから堆肥を作って植物を育てる「エディブルパーク」など、公園に市民が関わることができる「OHASU FUN」というつながりがあります。多くの市民が公園に関心をもって、さまざまな形で関わることができるということを知ってもらえるとうれしく思います。

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